芝の張り始めから、途中のトラブル(芝ハゲ)、その対処法と結末を書いていこうと思います。
2020年の10月に芝張りが完了。地面の所々に緩いところがあり、歩くと沈んだ。そのため、芝面がでこぼこになってしまった。
2020年中はシートの形が目立ったまま冬になった。これが初めての芝生体験だったので、芝の勢いは大したことないなと思ってしまった。次の夏には勢いよく伸びて目地が目立たなくなるのだが、この時点ではとても想像できなかった。
「芝生とグラウンドカバー」という本、これは良いですね。初心者向けに芝の手入れの仕方がわかりやすく書いてある。
何度も読み返しながら、芝の凹み面に目砂をまいて平らにならした(↓写真)
でこぼこが大分改善!!うれしい。ただ、思っていた以上に目砂を消費するので驚いた。結局14L入りを10袋以上消費。コストもバカにならないので、最初から平らにすることが大事ですね・・・。
5月に入り、いつまでも成長せず茶色くなり始める場所が現れ始め、焦る。
6月に入り、状況は更に悪化。周囲に拡がっているようなので、病気または害虫を疑う。
そこで、害虫、特にコガネムシ対策としてスミチオン乳液を、更に、殺菌材としてダコニールをお隣さんからいただき、混合して散布。
だが、7月まで待っても結局回復せず。残念ながら枯れたと判断し、剥がすことに。別の場所で花壇を作る予定があったので、そこから生きた芝を剥がして移植する計画で行くことにした。
花壇作りを開始。そのタイミングで枯れた芝を剥がしたところ、いとも簡単にシートごとペロリと剥がれた。つまり、根付いていない。
では何故根付かなかったのか?その場所の土を掘ってみたところ、とんでもなく硬い事が判明。スコップが入らない!大きな石の塊がゴロゴロと入っていて、土質も極めて悪い。だからココは根付かなかったんだ〜と納得。芝が根付かず禿げる仕組みがよくわかりました。
するともう一つ疑問が。なぜここだけ根付かなかったのだろうか。
そのカラクリは恐らく次の通り。この庭は芝張り前に笹がはびこっていて、その駆除のために地下茎を重機で掘り起こしている。でも、全面完璧に掘れてるわけではなく、ムラがある。掘り返されなかったところが硬いままで、その部分が芝が根付かない結果となったのだろう。
笹地下茎駆除を目的とした土の掘り返しが、予期せずして芝の根付きに寄与したんですね。ラッキーラッキー。そう考えると、枯れた面積がごくわずかで良かったとも言える。